オキーフと乾いた午後

こころ吐露トロ日記

がらんどう

帰っちゃったよついに。長女と赤ん坊。

いやー、なんてゆーか、この空っぽ感ったら。9年前くらいに長女を下宿させた時、その後2年前に結婚して家を出て行った時、以来の送り出し。時間が解決するとよーくわかってはいるものの。

前日に夫くんが迎えにきて、翌朝9時台という早い新幹線で帰ってった。

新幹線に乗る前に授乳を済ませる計画だったので、長女が車中でおっぱいやれるよう早めに新幹線の駅に無事に着くことがあたしの使命だったのよ、冷え込んだ朝だったから道路が凍ってたらどうしようとかさ、それでずっと気が張っていたんだけど、それらを完遂し、ホームで新幹線を見送ったら、急にガクンと来た。

家までの帰り道では、あーあ行っちゃったってばっかりつぶやいてた。

 

鍵を開けて家に入ると、しーんとしててさ、部屋はがらんどう、ベビーベッドは空っぽ、だぁれもいない、声もしない、しーんとしてる。

長女が結婚した時とは違う寂寥感。結婚して我が家からいなくなった娘が大きなお腹で帰ってきて、再び家族として楽しく暮らしてた時期と、赤ん坊が生まれて二人のお世話に明け暮れた時期がどちらも濃くて、それがいきなりすっぽり抜き取られた感じ。

涙出ちゃったよ。

 

夫くんは気が利くからさ、お礼しないと気が済まないってビールでもと言ってたらしくそれではあんまりなんなので、チョコレートとかのほうがいいなと長女に言ったら、本当にでっかいチョコレートをくれて、それもまた驚きと感心しきり。

f:id:ukkiky:20231223201941j:image

 

その夫くんがひと月育休をとるというので、この度予定を早めて長女たちは帰宅したわけなの。はじめはお正月こっちにいる予定だったんだけどさ。はじめての3人のお正月だねと喜ばしいわね。

あたしの元夫の家族関係できなかった加減を思い出すと、夫くんのほうがずっと心強くて安心できなくもない。ただ、母親のあたしほどは端々まで世話ができないだろうから、長女には期待し過ぎないように言っておいたつもりだけど、それが心配かな。

 

赤ん坊はわりあいよく寝るほうだと思うし、母乳の授乳もなんとか軌道にのってきたのではないかと思われる。母乳育児はほんっとに苦労が多いからさ。でもそこんとこがうまくいくようになってたから、それがあたしには安心材料かな。

 

しかし、住んでるところが長女にとって縁者や友だちのいない土地だから、孤独に陥らないかかひたすら心配なのだよ。あたしは長女を産んですぐ、知らない土地に元夫の転勤で引っ越して、ほぼ産後ウツだったからさ。

長女の夫くんには、ぜひとも助けてやってくれという思い。

 

そんなこんなで、がらんどうの部屋の寂しさと、長女と赤ん坊への心配とでここんとこいっぱいなんだよね。

それにしても、赤ん坊の存在感の大きさ、あんなにちっこいのに発する見えないエネルギーには恐れ入ったよ。

夢のような日々でした。

 

あしたは仕事。仕事あってほんとによかった。