オキーフと乾いた午後

こころ吐露トロ日記

インフル

長女妊娠8ヶ月、インフルに感染したそう。聞いたあたしは胸が潰れそうになって、頓服飲んだ。先週末のこと。

長女は産婦人科と併設されてる内科に行って、インフル陽性だとわかり、リレンザもらったと言う。ほかに咳止めとか熱冷ましとか総合感冒薬ももらってたけど、それは飲まないでと言って、リレンザ服用はもう仕方なかった。

はじめ熱が出たと聞いてコロナかと疑った時は、コロナだと入院かも知れないから慌てた。だから、インフルでマシだったと思うしかない。そして幸いというか熱はまもなくおさまったけど、もれなく夫くんも感染して、二人で在宅ということに。

 

仲の良いのか悪いのかわからない長女夫婦。二人で顔突き合わせて二人で体調悪くて食べ物の算段もできない長女は、あたしにLINEで延々夫くんの愚痴を言う。それを延々聞いてやって、それもまたかなりの重荷だけど、長女があたしに話して少しでも楽になるなら、少しでも夫くんとうまくやれるなら、聞いてやるしかないのかと一昨日の晩と昨晩は腹括って聞いてやった。

 

不安はあるけれど、赤ちゃんは元気に動いてると言うのをあたしも長女もひたすら安心材料にしている。

あたしの2回の妊娠期間に比べれば長女は比較的健康な妊婦に見えるけれど、やっぱり妊娠はほんとうに大変。マタニティブルーだなんて生っちょろい表現よね、言葉にならない不安とプレッシャーと、自由の制限。

それが夫くんにもよくよく伝わったらいいと思うけれど、その期待さえも過大なのかね。自分のとは違う命をもう一つ抱えてるということがどういうことか、たくさんたくさんわかって欲しいものです。

 

 

今日はあたしは親孝行の日。母がかねがね行ってみたいと言っていた料理屋さんに姉と連れてった。

 

料理旅館。変わった作りのお部屋だった。

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八寸はこんな感じ。

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手前の蛸の塩辛がおいしかった。ノンアルビールだったのが残念。海が近い街のお店なのでお肉はゼロ、お魚のお料理が売り。

 

父は肺の状態が悪いので始終苦しくて、耳も耳管解放になりがちなので、外出はほとんどしないのだけど、今回はあたしの運転なので出かける気になったみたい。

久しぶりの家族の食事ができてよかったです。

 

昨日は次女の大腸の内視鏡検査だった。潰瘍性大腸炎の定期検査。

検査前の1800mlもの下剤の服用は見てるこちらが辛くなるほどものすごく苦しいものだけど、検査中も多めの鎮静剤をしてもらってるにもかかわらず、痛くて気持ち悪くて昨日は泣いたらしい。付き合いが長いお医者さんたちに次女はすっかり甘えている。

7.8年来の持病となってしまってるけれど、今回はいちばん大腸の状態はよかったとのこと。ほんとによかったです。今の薬が効いてるのかな。

ストレスが原因かと言われている難治性の病、次女にはストレスの少ない人生を選んで生きてほしい、そして少しでも早く完治の治療法が確立してほしい。

子供たちの健康を思うと、自分のうつ病なんかほんと取るに足らないことにさえ思える。薬は飲んでるけど、やめられないけど、そんなにめちゃくちゃ酷い状態じゃないからね、今は。

 

2連休でした。あしたは仕事。ミスなくがんばろ。

角田光代が現代語で書いた、近松門左衛門の曾根崎心中がすごくよかった。

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現代語だけど情緒はあってしみじみ泣けた。残酷さと哀しさ。一途さ。これが心に刺さるあたしでよかったと思う。これまでの恋は決して無駄じゃなかったのだ。